カトリック逗子教会

イエス・キリストの教えと生き方こそが、真に人間を解放し、しあわせにするという確信にもとづいて、キリストを信じて共に生き合う喜びに満ちた宗教運動、それが「キリスト教」と呼ばれる世界宗教です。2000年の長い歴史をもち人類の歴史に大きな影響を与えてきました。

「新約聖書」は、イエスと出会い、この方を「キリスト(救い主)」と信じた弟子たちや人々の喜びを記したいわば信仰の証言集のことです。キリスト教の正典として大事にされてきただけでなく、人類の偉大な遺産として、いつの時代でも人々に生きる光と力を与え続けてきました。



キリスト教は早い時期から「カトリック」と呼ばれるようになりました。「カトリック」とは「普遍」ということで、どの民族、どの文化、どの時代の人々にも開かれていることを意味しています。まさに神の限りない慈愛はすべての人々に及んでいるからです。

Q&A

Q. 「ミサ」とは何ですか?

A. 「これを私の記念として行いなさい」というイエス・キリストの言葉を受けて、最後の晩餐を再現しながら、十字架の死をもってなされた罪からの解放を感謝し、ともに祈りを捧げる祭儀です。

Q .洗礼を受けていませんが、ミサに参加できますか?

A. だれでも参加できます。わからないことがあったら、遠慮なく周りの人々に声をかけてください。

Q どのように祈つたらいいのですか?

A. まず、慈しみ深い神のみ前に信頼をもって静かに座してください。次に、自分の深い思いや願いをどんなことであれ、自分の言葉で率直にうちあけてください。そして、特に家族や友人、隣人に対する自分の姿を誠実に見つめてください。最後に、愛深い神に、人との関わりの中で受けた恵みを感謝し、なした過ちを詫び、より誠実に生きる力を願ってください。このしおりに記した「主の祈り」を心から唱えるのも素晴らしいことです。

Q, マリアをどのように理解したらいいのですか ?

A .イエス・キリストの母のことで、深い尊敬を込めて「聖母マリア」ともいいます。マリアは女神ではありません。カトリック教会は、マリアのうちに神に信頼する信仰者のモデルを見て励ましを受け、また、神のみもとにおられる聖母の母心に信頼して、とりなしの祈りを願う習慣があります。

主の祈り

天におられるわたしたちの父よ、 み名が聖とされますように。

み国が来ますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。

わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。

わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。

わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。 アーメン。